静岡のできごと 246
8月5日 スポーツ報知
フジテレビ系の東海テレビ(名古屋市)は4日午前、ローカル情報番組「ぴーかんテレビ」で、視聴者プレゼントの「岩手県産ひとめぼれ」の当選者テロップに「セシウムさん」「怪しいお米」などと不適切な表示をして放送した。テロップ担当者がリハーサル用に作成したものが操作ミスでオンエアされたもの。謝罪する同局に対し、岩手県は猛抗議している。本来なら「〇〇市△△さん」となるべき当選者テロップに、信じられない文字が並んだ。「怪しいお米セシウムさん」2行と「汚染されたお米セシウムさん」1行。復興へと歩み出した被災地にとって許し難い、不謹慎な表現だった。事故は、午前9時55分から同11時30分まで放送された「ぴーかんテレビ」内の通販コーナー「別冊! ぴーかんテレビ」で起きた。
秋田名産の稲庭うどんが紹介されていた午前11時3分35秒から23秒間、問題のテロップが画面上に突然表示された。スタッフが異変に気付き、司会の福島智之アナ(32)が番組内で3度にわたって謝罪した。東海テレビは「当選者決定前に作成したリハーサル用の仮テロップが操作ミスで送出された」と説明。仮テロップは50代の外部制作会社の男性スタッフが作成した。通常、リハーサル用は空欄にするケースが多いといい、同局は詳しい経緯を調査している。また仮テロップに不適切な表現を使うことが常態化していたかについては「それはない」と否定した。東海テレビには抗議の電話やメールが450件寄せられた。同局は「チェックが甘かった。福島県をはじめ原発事故による被害を受けた方々や岩手県の農業、畜産業に携わる方々に迷惑をかけ、視聴者に大変不快な思いを抱かせた。深くおわびする」と謝罪した。
プレゼント品は原発事故発生前の昨秋に収穫されたもの。岩手県の担当者は「本県の『ひとめぼれ』は最高等級のブランドです。我が子のように育てた生産者に風評被害をもたらす可能性がある。許されるものではありません」とカンカン。午後には、達増拓也県知事が「米農家の努力を踏みにじり、復興に全力を挙げて取り組む本県を誹謗(ひぼう)中傷するものだ」との抗議文を東海テレビに郵送した。JA全農いわてもHPで「まったくの事実無根であります。安心して岩手県産米をご購入くださいますようお願いします」と消費者に呼び掛けた。福島県も「事実関係を確認して対応したい」としている。東海テレビは関係者に直接謝罪する方向で検討している。
史上最大レベルに匹敵する放送事故ですね。「がんばろう日本」というのは大ウソで、蔭では被災された方々や、風評被害に苦しむ人たちをバカにして笑っていたわけです。正直信じられなかったですね。まぁ何度謝罪をしようが幹部一同土下座をしようが、社長が辞任しようが、「日頃から陰で東北の人々を愚弄していた」という事実は決して消えることはないでしょう。怪しいお米セシウムさん、汚染されたお米セシウムさん…この時期によくこんなのが作れたなと思いますね。いったいどんな神経をしているのでしょうか?普段からこのように不謹慎な言葉を作り、リハーサルの時はみんなで高笑いしているんでしょうかね?だとしたら全員が共犯ですね。もう挽回は不可能です。これがメディアの実態というわけですか…。これはテロップの誤字・脱字とは次元が違うということに早く気がついてほしいものです。
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