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10月14日　静岡新聞

静岡地検は１３日までに、成年後見人を引き受けていた高齢の女性からの預かり金を着服したとして、業務上横領の疑いで静岡市葵区千代田、司法書士（５７）を逮捕した。県司法書士会によると、容疑者は１２日早朝、同会の役員らに付き添われて同地検に自首した。役員に対し「いろいろなことに使った」などと話したという。逮捕容疑は昨年２月から今年４月までの間に計４回、司法書士として業務上管理していた県内の女性名義の二つの口座から、現金計２１００万円を引き出して、横領した疑い。

県司法書士会によると、容疑者は２００６年６月、この女性の成年後見人に就任した。業務の監督のため静岡家裁が０８年６月、容疑者に「後見事務報告書」や財産目録の提出を求めたが、拒否し続けたため、同家裁は今年８月に別の司法書士を追加で成年後見人に任命した。新たな成年後見人が、容疑者に女性の通帳などの引き渡しを再三求めたが、あいまいな返事を繰り返して拒んだため、金融機関に残高を照会し、３５００万円の預かり金のうち２１００万円が引き出されていることを確認した。

今月８日、容疑者に事情を聴いたところ、横領を認めたという。逮捕を受けて１３日夜、同市内で会見した同会の早川清人会長は、容疑者について「以前（同会の）理事を務めるなどしっかりした人だった。これまで顧客との間で大きなトラブルはなく、驚いている」と述べた。成年後見は認知症や知的障害などで判断能力が不十分な人たちへ支援を目的に、本人に代わって第三者が財産や権利を保護する制度。早川会長は「制度の根幹を揺るがしかねない犯罪行為。誠に申し訳ない」と陳謝した。

専門家が法律の知識を悪用して法律を知らない人間を騙すとは…こういう奴、稀にいますよね。成年後見人になるには信頼関係が大切だという子ｔなんでしょうか？少し前にも預かったお金の横領や着服がまりましたし…。司法書士と言えば、難関試験に合格した非常に頭の良い人がなるものだと思っていましたが、あやはり頭の良さとモラルは全く関係がないようですね。一生懸命頑張っている人がいる一方で、こんなのがいるというのは少々残念ですね。