6月30日 毎日新聞
路線バスを乗っ取ったとして強盗、監禁、銃刀法違反などの罪に問われた住所不定、無職、寺田智被告(29)の判決公判が29日、静岡地裁浜松支部で開かれ、桜井進裁判官は懲役7年(求刑懲役8年)を言い渡した。桜井裁判官は「乗客、運転手の恐怖は大きく、極めて悪質な犯行」と述べた。寺田被告が「バスに乗ってから思い立った」と計画性を否定したことについては、「乗車直後に犯行に及んでいる」などとして退けた。
判決によると寺田被告は、今年3月2日午前11時18分ごろ、浜松市中区のJR浜松駅バスターミナルで遠州鉄道の路線バスに乗り込み、男性運転手にナイフ(刃渡り14・5センチ)を突きつけて「バスを出せ」などと脅迫。同市西区大山町まで約30分間バスを運転させ、バス(約195万円相当)を奪ったほか、運転手を不法に監禁したなどとしている。
バスをのっとって不特定多数の人に耐えがたい恐怖と精神的苦痛を与えておきながらたったの7年でいいんですね。こういう自分勝手な人間はいつの時代も一定数はいるものです。私はこんな現場に遭遇したことはありませんが、もし私がバスに乗っている時に乗っ取られたら恐らく気絶します。いったい何目的でこんなことをするのかわかりませんが、うっ憤を晴らすために多くの人を巻き込み、悪いことをしたという自覚もないような屑は二度と社会に出てこないようにしていただきたいと思います。