6月18日 静岡新聞
改正貸金業法によって、新規融資を受けられない多重債務者のヤミ金利用の増加が懸念されるため、県青年司法書士協議会は改正法が施行された18日午前、静岡市駿河区内を巡回して、ヤミ金の不正広告設置状況などを調査した。調査結果に基づいて不正広告の掲示場所や枚数などを表示した不正広告撲滅マップを作成し、市と静岡南警察に提出して、撤去、捜査を求める。
同協議会の若手有志25人が13のグループに分かれて、JR静岡駅南口を中心に巡回した。約2時間でヤミ金などの不正広告約60枚を確認した。同協議会はこれまでに、浜松市内でも同様の活動を展開している。今後、活動の範囲を広げる予定。同協議会の不正広告撲滅活動実行委員長の竹下康智さんは「不正広告のはんらんによって、ヤミ金を利用する心理的なハードルが低くなっている。ヤミ金を利用すれば破たんの第一歩になる」と指摘した。
今日完全施行されたわけですね。まぁ周知徹底がされていませんのでこれから「聞いてない!」と言い出す債務者がわんさか出てくるんでしょうね。当初は債務者が非常に有利になるような規定かと思いきや、年収の3分の1、主婦が借りる場合は配偶者の同意は必要になるなど、気軽に借りることができなくなったため、お金に困ったけど借りれない、どうする!?となった人がヤミ金に流れる可能性がかなりあるんですよね。
ヤミ金でしたら審査不要、無利息と嘘八百を並べ立てて、うまいこと騙して金を貸し付けた人間を取り立てという手法でいびるというのが生きがいのしょうもない連中です。まぁこんなことを言っていても審査が通らずに正規の貸金業者からお金を借りれなかった人は間違いなくヤミ金に流れるでしょう。そうなったらヤミ金パラダイスになってしまいます。債務整理や過払いなどで弁護士、司法書士が徒党を組んで隅っこに追いやったのに、この改正をきっかけに息を吹き返す可能性があると思いますね。