12月10日 静岡新聞
藤枝市内の無職女性(82)が9日、男にキャッシュカード1枚をだまし取られたと藤枝署に届け出た。カードの口座からは現金約100万円が引き出され、約100万円が別の銀行口座に振り込み送金されていた。同署は詐欺事件として調べている。同署によると、女性は同日午後1時ごろ、男から「83歳になった人にはお金が出ます。鈴木という者が伺うのでカードを渡してください」と電話を受け、電話中に自宅を訪れた鈴木と名乗る男にカードをだまし取られた。女性宅に来た男は30~40歳くらいで黒っぽい服装だったという。女性が銀行に問い合わせて被害に気付き、同署に連絡した。焼津市内の女性(57)が9日、息子を名乗る男に現金約148万円をだまし取られたと三島署に届けた。
同署は振り込め詐欺事件とみて調べている。同署によると8日夜、男から「インフルエンザにかかったかもしれないから仕事を休む」と電話があり、心配になって9日に県東部の息子の自宅に向かっていたところ、男から電話で「投資の話を持ち掛けられ消費者金融から200万借りた。すぐに返さないといけない」と言われた。三島市内から男の口座に現金50万円を振り込むと、「まだ足りない」と連絡があり、さらに約98万円を振り込んだという。男は8日夜に「携帯電話の液晶が壊れた。今後は仕事の携帯電話にかけてほしい」などと事前に連絡をしていた。
一瞬で100万円もの金額を得るんですから振り込め詐欺とは恐ろしいものです。最近はアポなしで電話をしても警戒されるので、前もって準備をしてから金をだまし取るわけです。こんな綿密な計画を練ったりする意欲があるのであればその情熱を仕事に向けていただきたいですね。この手の詐欺はだまし取られた金は帰ってくるわけでもなく、泣き寝入りというのがほとんどのパターンですからね。しかも犯人は捕まらないことが多い。どこのだれかもわからんような屑に数十万円~数百万円を一瞬で奪われるんですから被害に遭った側はたまったものではありません。