静岡のできごと 235

7月19日 中日新聞

最後まで諦めずにボールを追い続ける「なでしこ」の姿は、サッカーどころ・静岡の県民をうならせた。国内女子サッカーの歩みを知る関係者は「時代が変わった」と称賛し、日本代表を夢見る中高生選手らは「次は私たち」と憧れを募らせた。福島第一原発事故を受けて、福島県から御殿場市内の施設に一時移転している日本サッカー協会のエリート選手養成課程「JFAアカデミー福島」の中高生選手は、滞在先のパブリックビューイングで決勝戦を観戦した。避難している選手は125人で、観戦したのは遠征中などを除く男女65人。序盤は一流のプレーを学ぶように静観していたが、米国に2度リードを許しながらも、決死のプレーでピンチをしのぎ追いつく姿に、自然と拍手が起こった。そしてPK戦。世界一が決まると、「やったー」と立ち上がり、仲間と抱き合い、もみくちゃになりながら喜んだ。

一方で、表彰式で沢穂希選手がトロフィーを満面の笑みで掲げると、ブルーのユニホーム姿に将来の自分たちを重ねるように、その勇姿をじっと見つめていた。慣れない土地での生活が始まって3カ月。さいたま市出身でキャプテンの田口ひかりさん(18)は「大好きな福島を離れ、(なでしこの)優勝で勇気づけられた。今度は私たちが世界に出て福島の人に勇気を与えたい」と誓った。静岡市葵区出身の浦田佳穂さん(18)もPK戦にもつれ込んだ末の優勝に、「うれしくて感動した。なでしこを信じていた」と涙目で喜んだ。「日本はサッカーで頂点はとれないとの声もあったけど、不可能はないと感じた」と話したのは藤枝市出身の川島はるなさん(18)。得点王とMVPを獲得した沢選手が憧れといい、「W杯と五輪出場が夢。その気持ちが強くなった」と力強く語った。

今日はやはりどの記事もこれでしょう。これに決まってます。やってくれました!ミラクルにも程がある現象が起きました。日本が歓喜に沸きました。なでしこの雄姿をリアルタイムで見たかったのですが、試合時間は私が寝ている時間ですので寝てしまいましたが…朝のニュースでまさかアメリカに勝利して、優勝をもぎ取ってくるとは思わなかったですね。これには心底感動しました。離されて、追いついての繰り返しで非常に緊張感のある試合だったそうですね。私は何度となくハイライトを見ましたが、あの興奮をリアルタイムで見ていたかったと後悔しましたね。世界ランキング一位、これまで一度も勝ったことのない相手…そんなことを聞くとまさか勝つなんて思いませんでしたからね。世界の壁を経験し、その果てしなく高い壁を越えてやろうと、一丸となって取り組んだ結果だと思いますね。本当におめでとうございます。


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