8月22日 毎日新聞
浜松市の天竜川で川下り船「第11天竜丸」が転覆した事故で、行方不明者3人の遺体発見を受け、運航会社・天竜浜名湖鉄道の名倉健三社長が21日、同市内の本社で記者会見し「乗客4人、船頭1人が犠牲となり、申し訳ございません」と改めて謝罪した。遺族に対しては「最大限の対応をさせていただきたい」と述べ、週内にも臨時取締役会を開き、今後の対応や再発防止策などについて協議する意向を表明した。
捜索に当たった警察や消防に対しては「心から感謝します。原因解明には全面的に協力します」と話し、自身の進退については「ご遺族への誠意ある対応、原因究明、捜査協力が当面の私の仕事」と述べ明言を避けた。名倉社長は21日夕、事故現場で亡くなった犠牲者への献花を予定していたが、1時間に32ミリの大雨となり中止した。後日、改めて献花に行くという。
遺体が発見されてよかったです。雨で増水していましたし、かなり流れも速かったので、もしかすると発見されないのではと思っていましたが、家族のもとへ帰ることができて良かったです。この事故は毎日のように報道されていますが、報道を見れば見るほど運が悪かったとしか思えないような気がするんですよね。これを船を漕いでいた船頭さんのせいにするのもおかしいですし、運航会社のせいにするのもおかしいですしね…。とはいえ、このような事故が起きてしまった以上、大本の運航会社の安全管理体制の不備ということで責任を問われることになりそうですね。