静岡のできごと 46

8月16日 静岡新聞

太平洋戦争の戦火を生き延びた浜松市中心部の街路樹プラタナスにちなんだ「プラタナスコンサート」(浜松市、静岡新聞社・静岡放送主催)が終戦の日の15日、同市中区のアクトシティ浜松で開かれた。地元の少年合唱団「ジュニアクワイア浜松」のほか、デュエット歌手のチェリッシュも出演し、美しい歌声を響かせた。小学4年生~高校3年生の36人によるジュニアクワイア浜松は、同コンサートのテーマ曲「小さな街のプラタナス」など3曲を披露した。チェリッシュは「恋の風車」「白いギター」などを歌い、最後に代表作「てんとう虫のサンバ」をジュニアクワイア浜松と合唱。息の合った歌声に約千人が聞き入った。同コンサートは戦争の悲惨さや平和の大切さを次世代に伝えようと企画され、ことしで19回目。

昨日は終戦日ということで戦争に関する番組が多くやっていましたね。あれから65年も経ち、戦争を知らない世代の方が圧倒的に多くなりました。当時の映像を見ても本当に65年前までこんな醜いことをしていたのか??と現実とのギャップがかなりあるんですよね。理由をつけて殺し合う、学校では天皇のために散りなさいと教育する、戦争に否定的な人間を非国民と言って徹底的に弾圧する等、こんなことが普通に行われていたんだと思うとぞっとしてきますね。自国に都合のいいニュースばかりラジオで流し、国民の感情を煽って戦争に参加するように仕向ける姿は今の北の国と同じような感じがしました。私は学生時代に岩波文庫の「きけ わだつみのこえ」という本を読みました。この本は一度読んでいただきたいですね。

親しい人にあてた手紙を載せているのですが、主張がきれいに分かれるんですよね。天皇陛下のため、国のために散れるなんてこんなに幸せなことはないと書いている人もいれば、こんな戦争に何の意味があるんだと書いている人まで様々です。当時の徹底した思想教育で洗脳しているのかと思いきや、反対意義を唱える人もいるんですよね。全くその通りだと思いますが、間違っていることを間違っていると言えず、逝かなければならなかった彼らは本当に無念だったと思いますね。こんな悲劇は絶対に繰り返してはいけないということはもとよりこの悲惨さを伝えていかなければなりません。二度とこのような悲劇は遭ってはならないことですからね。


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