8月19日 静岡新聞
今年2月に磐田市福田の福田公民館でホール天井の照明交換作業中に転落死した男性館長=当時(58)=について、地方公務員の労災を認定する地方公務員災害補償基金県支部が「転落死は公務災害」と認定していたことが18日、分かった。遺族が2月中旬、同支部に認定を請求。同支部は3月上旬に「公務上の事故であった」などの理由で請求を認めた。男性館長は2月2日午前10時40分ごろ、同公民館のホール天井の照明交換作業をしていたところ、天井板が抜け落ちて約8メートル下まで落下して頭を強く打って死亡した。
天井は厚さ1センチ弱の石こう板が、格子状のアルミの骨組みに取り付けられていた。市などによると、館長は天井の骨組みにつかまっていたが、客席に飛び降りた際に後頭部から落ちたとしている。事故現場の同館ホールは天井や客席を改修し事故直後に復旧。3月までダンス教室などで使用されていた。6月から公民館の耐震工事が開始。天井や柱の補強作業をしており、ホールは本年度末まで使用できない。
不慮の事故とは言え、業務上の災害でしたら労災認定はされるでしょうね。私も電球の交換中に脚立から落ちてけがをしたことがありましたが、まだ大学生になりたての頃でしたので、アルバイトに労災認定はされないよ、と言われて泣く泣く自腹で通院したことがあります。この亡くなった方もまさか電球交換中に天井板が抜け落ちてくるなんて思ってもいなかったでしょうね。いつ何が起こるか分からないということです。