静岡のできごと 121

12月28日 静岡新聞

静岡労働局が28日発表した11月の県内有効求人倍率(季節調整値)は0・51倍で、4カ月連続の同水準となった。全国平均(0・57倍)を22カ月連続で下回り、全国平均との差は0・06ポイントと前月から0・01ポイント拡大した。新宅友穂静岡労働局長は「有効求人倍率が8月以降横ばいと求人の動きは堅調に推移しているが、景気の先行き不透明感が強く、求人の大幅増につながっていない」との認識を示した。新規求人数は前年同月比23・6%増の1万6019人で7カ月連続の増加となった。

産業別では、製造業が11カ月連続増加の15・7%増、医療・福祉業が34・2%増、卸・小売業27・5%増と主要産業は軒並み増加傾向を示した。新規求職者数は前年同月比5・8%増の1万5552人。有効求職者数は同10・6%減の7万653人で9カ月連続の減少となった。地域別の有効求人倍率(実数値)は東部0・58倍、中部0・62倍、西部0・54倍。正社員の有効求人倍率(実数値)は0・36倍で前月を0・02ポイント上回った。就職件数は前年同月比10・9%増の4863件で9カ月連続で増加した。

上昇したといったものの、目に見えた変化がありませんので、数字なんて当てにならないということなんでしょうね。数字上は改善したということでしょうけど、見渡してみると依然として厳しい就職難が続いています。しかも、必死に働き先を探そうとしている人と、そうでない人を一緒に考えるのはどうかと思いますね。完全失業率ももっと高そうな気がしますし…。政府は雇用創出が云々と言っていたんですけどね…結局政権交代したところで何も変わらなかったということです。

目の前にニンジンをぶら下げたばらまき政策を実施して何とか乗り切ろうと思ってもものの見事にドンスベリでしたからね。このばらまきのツケは将来世代に多大な負担としてのしかかりそうですね。不況不況と言われて企業が採用者の絞り込みを行っている以上、有効求人倍率が上昇するはずがないんですよね。しかも、何もせずに放っておいたら勝手に景気が良くなるだろうという考えでも上昇するとは思えません。まずは中小企業を元気にして、徐々に底上げを図らなければ、ずっとこんな景気が続いてお先真っ暗になりそうな気がします。


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