11月16日 中日新聞
中部学院大各務原キャンパス(岐阜県各務原市)の市民講座で会計を学ぶ通信制高校2年の長谷川智也君=岐阜市=が、史上最年少の16歳で今年の公認会計士試験に合格した。発表が15日あり、長谷川君は「とてもうれしい。思わずガッツポーズしました」と笑顔を見せた。会計や監査、関連法などの知識を問う公認会計士試験は司法試験と並ぶ難関とされる。今年の合格率は8%で、長谷川君は合格者の平均年齢を10歳も下回った。これまでの最年少は、昨年の18歳。「数字を眺めるのが好き」という長谷川君は、会計関係の仕事をしていた父親の影響で、中学3年の秋から簿記を勉強。
高校受験はせず、公認会計士を目指して市民講座「各務原シティカレッジ」の会計プロフェッショナルコースで社会人経験者らと机を並べ、昨年は日商簿記検定試験の1級にも合格した。毎朝5時半に起き、1日10時間近く参考書と向き合う日々。担当の森均教授(65)は「必死にトライする姿に、人間的にも成長したと感じた」とたたえる。公認会計士は2年以上の実務経験を監査法人や企業で積んだ上で成人になって初めて資格取得が可能。長谷川君は「人間性、専門的な能力を身に付けて成長したい」と話した。
東海地方のエースが登場しましたね。これは素晴らしいとしか言いようがない!私の友人は大学を卒業してからも会計士を目指していますが、中々合格には到達できません。というか、めちゃくちゃ頑張った、という程度の努力で合格できるほど甘い試験ではありません。にもかかわらずこの結果はすごい。私が16歳の頃は公認会計士という名前すら知りませんでした。ようやく高校にも慣れて毎日遊んで絶望的な毎日を送っていた頃です。早い段階で自分のやりたいことを見つけ、それに向かって努力するというのがすごいですね。まだまだ若いですし、最強の武器も手に入れたわけですので、これから時間をかけて会計士のスキルとともにヒューマンスキルも身につけて、社会に羽ばたいていただきたいと思います。本当におめでとうございます。