1月11日 静岡新聞
プロレス漫画タイガーマスクの主人公「伊達直人」を名乗る人物から現金10万円が届いた静岡市葵区の児童養護施設「静岡ホーム」に、新たにランドセル6個が贈られてきたことが10日、分かった。善意の連続に、受け取った施設側は「お金が届いたばかりなのに…」と驚きを隠せずにいる。静岡ホームによると、ランドセルは8日午後5時半ごろ、匿名の男性から依頼を受けた同区のかばん店が届けた。
「遅れてごめんね 伊達直人」と手書きした手紙も添えてあった。7日に届いた現金入りの封筒の表書きとは筆跡が違うとみられることなどから、同施設は別人とみている。ランドセルを届けた「池田屋カバン店静岡店」によると、依頼した男性は60歳前後とみられ、顔をマフラーで覆っていた。8日午後に来店してパンフレットを持ち帰った後、電話で「児童施設を調べてほしい。ランドセルを贈りたい」と頼んだ。
同日午後4時ごろに再び店を訪れ、色違いのランドセル6個(計約23万3千円)を現金で購入したという。静岡ホームの豊島雅男指導係長(55)は「お礼は言いたいが、詮索はしない。ご厚意に甘えさせていただく」と感謝した。同施設には、2~18歳の計77人が入所。4月の新入学児7人のランドセルは既に用意してあるため、「年度途中に入所してくる子どもたちのために大切に保管したい」としている。
伊達直人すげぇ…そう思わずにはいられませんね。非常に心温まる一方で奇奇怪怪な一面もあり釈然としませんが…。いずれにしても、このような行為はそうそうできるものではありません。しかしこの自称「伊達直人」が全国各地に出没しているとなると、このような行為をしている人が全国に何人もいると言うことなんでしょうか?残忍な事件が頻発する今の日本でもこのような人がいてくれるということを知ると、まだまだ日本も捨てたもんじゃないと思ってしまいます。