6月2日 毎日新聞
藤枝署は1日、藤枝明誠高校の卒業生を息子に持つ藤枝市内の無職女性(61)が振り込め詐欺に遭い、現金200万円をだまし取られたと発表した。ほかにも同校卒業生宅に4件の不審電話があった。県内では日大三島高校や三島高校の卒業生宅に振り込め詐欺を目的とする不審電話が相次いでおり、県警は高校の同窓生名簿を悪用した振り込め詐欺事件が拡大しているとみて注意を呼びかけている。同署によると、5月31日午後8時ごろ、女性の自宅に、息子を名乗る男の声で「風邪を引いた。明日電話する」と電話があった。
翌1日午前9時半ごろ、「女を妊娠させた。お金で解決するから100万円を振り込んで」と再び電話があり、女性は指定された群馬県内の銀行口座に振り込んだ。さらにその後100万円を要求され振り込んだという。藤枝市内では30日から31日にかけ藤枝明誠高校の卒業生宅への不審電話が4件確認された。不審電話は「風邪を引いた」「妊娠させた」などの言葉が、他校の卒業生宅へ向けた電話と同じ内容。県警によると、日大三島高校の卒業生宅に対し30日にも10件の不審電話が相次いでいる。
今さら妊娠させたという古典的な手法で金を取ろうとして引っ掛かる奴なんか…いたんですね…。いまだにこんな古典的な手法にも引っ掛かってお金を払う人がいるんですから振り込め詐欺が亡くなるなんてことはないはずです。とはいえ…卒業名簿を手に入れたらただ単に場当たり的に電話するよりもはるかに高い確率で引っ掛かりそうですね。こういう名簿をお金を出して買う人間も、名簿を売って金儲けをたくらむ人間も大勢いますから、私たちがいくら注意していても個人情報なんて漏れまくりなんでしょうね…。