静岡のできごと 211

6月6日 毎日新聞

静岡県弁護士会に所属する弁護士らが5日、中部電力に対し、廃炉手続き中の浜岡原発(御前崎市)1・2号機の厳格な廃止措置と、3~5号機の運転再開差し止め及び厳格な廃止措置を請求する訴えを、7月1日に静岡地裁に提訴する方針を固めた。約20人が東京都内の法律事務所に集まり約3時間半にわたり会議を続けた。その結果、県弁護士会の弁護士102人(5日現在)と、東京高裁で係争中の1~4号機の運転差し止め訴訟の原告側弁護団7人が弁護団となることが決まった。この7人は、法律家の中で原子炉の構造や技術に詳しいことで知られる。

県内の弁護士7人と三上元湖西市長、県内から公募する市民約20人など計約30人が1次原告団になる見込み。会議の参加者の一人は、「静岡県で訴えを起こすにあたり、世論の盛り上がりを示す指標として静岡の法律家をできるだけ多く参加させたいとの思いが弁護団の中にある」と語り、広く地域的な支持を得ながら法廷闘争を展開する方針を示唆した。別の弁護団のメンバーは「静岡県で訴えを起こすことにこそ、今回の訴訟の意味がある」と述べた。裁判では▽浜岡原発が立地する土地は液状化の恐れがある▽中部電が行おうとしている津波対策は不十分▽耐震設計審査指針などの改定に伴う耐震安全性評価(耐震バックチェック)が完了していない--などと主張することを確認した。

原発は廃止…賛成でもあり反対でもありますね。東日本大震災の発生で、福島原発では大規模な被害をもたらしました。もしかすると近隣住民の体や、作業にあたってくれた東電職員の方々の体を数十年かけて蝕んでいくかもしれません。浜岡原発も東南海地震が発生してしまったら、間違いなく大打撃を受けてしまいます。東南海地震が発生するというのは昔から言われていますし、年々発生する確率もあがってきていますので、出来ることならばすぐにでも停止したほうがいいかもしれませんが、そうなると我々の生活にも多大な影響を及ぼすんですね。生活を優先させるか、安全を優先させるか…悩むところです。


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