9月9日 産経新聞
浜松市天竜区の天竜川で川下り船が転覆し5人が死亡した事故で、運航会社の天竜浜名湖鉄道(同区)や出資者の県、市町が8日、2回目となる検討会を開き、10月から同社の常勤取締役を1人増員し2人体制に変更することを決めた。経営体制の強化が狙い。県が市町の意見をとりまとめ、月内に開く臨時取締役会と臨時株主総会で正式決定する。県などによると、この日の検討会では「常勤取締役が1人というのは取締役相互のチェック機能としても少ない」といった意見が出され、常勤役員の増員が決定。
ただ3人以上となった場合、「経費がかかる」として複数増員は見送られた。人選については今後詰めるとしているが、県か市町から1人出し、主に安全管理、安全教育などを担当する。一方、前回の検討会で決まっていた、来期以降の舟下り事業受託の可否判断を10月中に決定することについては、名倉健三社長から「捜査協力や遺族への補償を優先したいので、結論が出せない」と申し出があり、全会一致で延期を了承したという。
まぁ取締役を増やしても川下りをするのは船頭さんですので、いくらあーだこーだ指示してもどうなるものでもないと思うのですが…何度かこの川下りは参加しましたが、今まで事故が起きなかったという方が奇跡だということですね。小さいころからなじみがあったので、まさか事故なんて起こるとは思ってもいませんでしたが、一度こういうことが起きれば中々再開できないわけです。再開したとしても川下りに参加する人は激減しそうですね。