10月17日 中日新聞
静岡県菊川市のパート従業員、松本とし子さん=当時(62)=が昨年11月、遺体で見つかった事件で、傷害致死と死体損壊、死体遺棄罪に問われた無職近江吉弘被告(58)の裁判員裁判の初公判が18日、静岡地裁で開かれた。近江被告は「今言われたことは、すべてやっていません」と起訴内容を全面否認し、無罪を主張した。検察側は冒頭陳述で、近江被告が住んでいた菊川市内の自宅から、遺体が入っていたビニール袋と同じ種類の袋や、袋の口を閉じるのに使った粘着テープと破断面が一致する粘着テープが見つかるなどした状況証拠を列挙。
「犯人は被告以外に考えられない」と主張した。弁護側は「松本さんが死亡した時間に、被告は自宅にいなかった」とアリバイを主張。古くからの知人の松本さんに危害を加える理由もないとした。起訴状などによると、近江被告は昨年5月、自宅で松本さんに何らかの暴行を加えてけがを負わせた結果、死亡させ遺体を損壊。6月から11月上旬の間に、ビニール袋などに詰めた遺体の一部を同市内の池まで運んで遺棄したとされる。
起訴内容を全面否認ですか…人を殺しておいてこんなことが言えるなんて頭がおかしくなっているとしか考えられませんね。99%この被告の犯行でしょうけど、状況証拠だけでは追い込むことはできないんでしょうかね。遺体を損壊って…どんな恐ろしいことをやったんでしょうかね。想像するだけで恐ろしいです。その後、池まで運んで遺棄するんですから人間のすることとは到底思えません。これだけ犯行のプロセスが明らかになっているのに全面否認…一体何を考えているのか、何が狙いなのかさっぱり分からないですね。