静岡のできごと 36

7月29日 静岡新聞

「職種を超えて、子どもの心の理解のためにスクラムを」―。浜松市の精神科医や臨床心理士、特別支援学校教員らが近く、教育と医療、心理、福祉分野の連携強化を目指し、教員ら対象の「子どものこころの勉強会」をスタートさせる。県内でも新しい取り組み。講演会やケース検討会を重ね、特別な支援を必要とする子どもたちへのサポート環境を充実させる。発起人に名を連ねたのは、浜松発達支援相談センタールピロの内山敏臨床心理士、同市江南中の小粥義雄校長、浜松特別支援学校の和久田学教諭、天竜病院精神科の藤田梓医師、聖隷クリストファー大の大場義貴准教授ら。発達障害や虐待、いじめなどで、医療や心理ケアといった特別なサポートへの関心・ニーズが教育現場で高まる半面、子どもに最も近い教員と心や体の問題に詳しい専門家との連携はこれまで、ほとんど問題発覚後の個別対応時に限られていた。

さらに、例えば発達障害児への対応などでは、障害特性によったマニュアル化が進み、ともすると子どもの心が軽視される場面もあった。こうした現状に危機感を抱き、「教師が立ち上がり、もっと専門家とのネットワークをつくらなければ」と、日常的な連携体制作りのため小粥校長らが声を掛けた。勉強会は子どもの個人情報を扱う可能性もあるため、教員のほかスクールカウンセラーや教育相談支援員ら守秘義務のある職種が対象。発起人の1人で事務局の香川将人臨床心理士は「現場の教員らが主体となり、議論していくことが必要。子どもたちを包む環境を変えていきたい」と抱負を語る。8月6日、浜松市中区の地域情報センターで、記念シンポジウムを開く。教育相談員が校内、校外の両面から子どもについて考えるほか、医療と教育の連携について内山臨床心理士が語る。

こころの勉強会…これは大切だと思いますね。子どもは非常にデリケートですし、どんな子どもでもヤミを抱えています。それを見つけ出して解決してあげなければ大人になった時に秋葉原の無差別殺人のようなとんでもないことが起こりますからね。私も小学校の時から非常に劣悪な環境で育った人を知っています。父親は人を差して服役し、母親は風俗でお金を稼いでいるという家の子でしたが、小学校4年生のころからタバコやシンナーにどっぷりつかっていました。私は保育園、小、中と一緒だったのですが、本当に手がつけられないような人間でしたね。いつも親が悪いと言いながら喧嘩に明け暮れていました。中学二年の時に転向して行きましたが、その後事件を起こし少年院へ入って出所後は人生に絶望して自殺したと聞きました。特殊な家庭環境で育った子の中でも真面目で一生懸命頑張っている子もいますが、私の友人のようにどうしようもなくなってしまう人外tるのも事実です。このような子を作らないためにも連携して頑張っていただきたいですね。


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