1月21日 静岡新聞
文部科学省が実施した2010年度のいじめ自殺に関するアンケート調査で、昨年11月末までに全児童・生徒を対象にしたいじめの実態把握に関するアンケート調査を行った県内の公立小学校は89・4%、公立中学校は92・5%だった。今後、実施予定がない公立小学校は0・4%、公立中学校も0・4%だった。
一方、県内の公立高校については、11月末までに全生徒を対象にしたいじめの実態把握に関するアンケート調査を行った学校は26・0%にとどまった。今後、実施予定がない学校は32・5%に上った。県教委学校教育課の担当者は「小中学校と高校で結果に違いが出た原因について、現在分析中。公立高校については、すでに校長会などを通じて再度実施を徹底するよう強くお願いした」と話した。
実施しない0.4%の学校にはいじめがあるんでしょうね。このようにいじめの問題について見て見ぬふりをする学校はどうかと思いますね。実施しないと断言した高校では恐らく教師もいじめを認識しているのでしょうね。でも表ざたになるのが面倒だから隠蔽しているんでしょう。こんな学校は、いじめを苦に生徒が自殺をしても「自殺といじめの因果関係は不明」、「わが校にいじめはなかった」と平然と言ってのける人たちばかりのような気がします。いじめの問題と正面から向き合おうとせず、救いの手を差し伸べるどころか見て見ぬふりをする学校がまだまだ多いようですので、いじめの問題が解決することは一生なさそうですね。