(7月24日 @S[アットエス] )
天竜川河川敷、8月から車両禁止に ごみ、騒音深刻
天竜川河川敷で、レジャー客らによるごみの不法投棄や深夜の騒音が問題となり、車の乗り入れを制限することで、こうした弊害を防止しようと国が本格的な対策に乗り出した。通常は乗り入れ可能な国道1号バイパス新天竜川橋付近(浜松市東区)の河川敷を、8月から3カ月間限定で試験的に車両進入禁止にする。夏はバーベキューを楽しめる人気スポットのため、反発も予想されるが、国の担当者は「地元の迷惑になるので、このような措置を取らざるを得ない」としている。
今月21日、日曜日の昼下がり。新天竜川橋の下で、暑さを避けて若者や外国人らのグループがバーベキューを楽しむ姿が見られた。その数ざっと200人。音響機器を持ち込んでカラオケを歌ったり、酒に酔って大声や奇声を上げたりする人もいて、ちょっとした祭りのような状況だった。
近くに住む男性会社員(39)は「警察に通報したが、全く効果はない。夜中にロケット花火を打ち上げる人もいて、うるさくて眠れない」と怒りをあらわにした。一方、友人とバーベキューをしていた同市中区の会社員男性(28)は「利用者個々のマナーの問題。数グループのせいで規制されるのは残念」と困惑した表情で話した。
国土交通省浜松河川国道事務所は「週明けにはたくさんのごみが残されている。車の乗り入れ禁止は避けられない」とし、25日からコンクリートブロックの設置など規制のための工事を始める。対象は天竜川右岸の新天竜川橋下の河川敷広場付近約200メートルの区域。
同事務所中ノ町出張所によると、前年度、この付近で回収されたごみはトラック35台分(280立方メートル)で、約650万円の処理費用がかかったという。
苦情受けパトロール強化 乗り入れ制限、他の河川も
県内の1級河川を管理する静岡河川事務所、沼津河川国道事務所によると、安倍川や大井川、狩野川も河川敷は原則自由使用だが、河川敷への車両の乗り入れは制限しているケースが多く、今のところ、「浜松ほどはごみや騒音の苦情はない」(静岡河川事務所)という。
河川敷に整備された公園は地元市町が管理していて、基本的には河川敷の利用は朝から夕方まで。同事務所の担当者は「通常は施錠しているため、夜間の車両の乗り入れはできない」としている。
浜松河川国道事務所は昨年10月、天竜川ゴミ不法投棄対策本部を設けて対策を検討。通常の河川巡視と並行して休日や夜間のパトロールを強化した。
新天竜川橋付近の規制は、住民の苦情を受け、出水時などを除いて初めて実施する。同事務所は3カ月間の試験期間の状況を見て、その後の規制について決める方針だ。
一部のマナーの悪い人の影響で、かわいそうだと思いますが、そのうち花火やバーベキューの不始末で、火事など大惨事が起こらないとも言えないので、河川敷の封鎖はいいと思います。でもさ、夕方17時以降禁止とか、時間制限を設ける柔軟性があってもいいんじゃないかと思うわけ。ただし、入り口を限定するうえに、通した車の数と出て行った車の数を最終的に確認するのに、人が必要だから、その予算はもったいないんだろうね。だから、完全封鎖ってことかな。
一部のマナーが悪い人って、こういう記事見てすげー反発するんだろうけど、原因は自分たちだってことを、いい加減理解してほしいと思う。